2017年8月下旬に発売予定の水性インクジェット用メディア
「ORAJET1917」白マット塩ビマーキングフィルム
「ORAJET1902」白フォトマット紙(糊無し)
の屋外実証試験を行っています。
8/24リリース開始いたしました。
【7月13日(木)】
1917白マット塩ビにプリント。
左がEPSONの大判プリント可能なプロユース機で印刷(顔料インク)
右が一般的な家庭用プリンターで印刷したものです。
【7月13日(木)】
弊社のデモ機EPSON EP-879AB(6色染料)でプリントした物をマグネットシートで貼り付けました。
これを車に貼って経過を観察します。
白い線半分は「ORAGUARD200」でラミ掛しています。
右半分はあえてノーガードで。
【7月13日(木)】
こちらは糊が付いていないORAJET1902のプリント結果です。
おもに業務用のフォトマット紙として使用されます。
1902は紙ベースで厚みがあるのでラミネーションフィルムは極薄の「ORAGUARD290」を使用しています。
貼付施工後は色が立ちます。
本来ORAJET1902は屋内用のため耐候性の仕様になっていませんが、ラミをかけて試験してみます。
【7月16日(日)】
札幌は朝方
弱い雨が降り初め日中に掛けて
一時強雨になりました。
ラミ部分に損傷がないのは当たり前ですが、
ノーガード部分も
目立った損傷は見られません。
表面に水分を吸い込んだ感はありますが、にじんだ感じはありませんでした。
問題は乾いてからなので今後報告をお待ちください
※補足です。
ラミ無し側に空気が入っていますが、これはアウトガスではありません。
私がマグネットシートに貼るときに失敗したのです。
何事も急いで雑に行うとロクな事はありません・・・
【7月21日(木)】
重要な訂正です。
ORAJET1902を「フォトマット紙」と記載しましたが「
糊付きフォト紙」でした。
つまり
印刷できる紙シールです。
ややこしくて申し訳ありません。
1902は表面本体共に紙ベースの屋内用メディアです。
1917は塩ビの屋外用メディアになります。
ともに
強粘着糊付きです。
改めて訂正いたします。
【7月22日(土)】
北海道はよく「梅雨がない」といわれますが道民はこの時期に連続して降る雨を「蝦夷梅雨」とよんでいます。
この一週間で強い雨と強い日差しにさらされ良いテスト日和となりました。
紙シールということが判明したORAJET1902の状況からです。
全体的に色落ちはありません
ただラミ施工側にちと問題が発生しました。
本来ラミネーション施工後にエッジ処理をしないとフチから雨水などが浸みてにじむことがあります。
左の写真のようになります。
方法としてはペン型のクリアウレタンでフチをなぞる、
「エッジシーリングペン」
などがあります。
もしくはオーバーラミでメディア本体を外気にさらさない方法が面倒が少なくて良いです。
ラミなし部分については特に変化ありません。
むしろそろそろ色落ちしてくれないとラミが売れなくなるのではないかと不安です。
2日ほどの降雨にも耐えて、上々の滑り出しです。
【7月22日(土)】
ORAJET1917(塩ビマーキング)についても今のところ変わった様子はありません。
【8月6日(日)】
ラミの有り・無しにようやく変化が出てきました。
元画像の再印刷と比べると明らかに薄くなっています。
ラミ有りについてはしっかりと紫外線からの劣化を防いでいます。
「結局どのくらいもちますか?」と言う質問を多く頂きます。
ラミ有りで90%減損まで約1年。80%減損まで2年と推定しています。
紙シールのORAJET1902についてもラミ有り無しでようやく差が付いてきました。
青はさほど気になりませんが、グリーンが荒れてきました。
最後までお読み頂きありがとうございます。
本日8月7日(月)よりサンプル供与を開始いたします。
お申込は
お問い合わせフォーム からお手続きください。
お問い合わせタイトル =「
ORAJETサンプル希望」とご記載ください
ご使用のプロッター名をご記入ください=
プリンター名を記載してください
お問い合わせ内容 =郵送物になりますので必ず
郵便番号と住所を記載してください。
10月25日(水)更新
【10月23日(月) 初雪!】
本州が台風直撃したころその影響で北海道では例年より早い初雪を観測しました。
弊社は札幌でも山に近い方なので結構なドカ雪でした。
7月に公開してから3ヶ月くらい経過しましたので更新します。
【ORAJET1917】
塩ビベースのカッティングシートタイプの方です。
ラミなし側の色落ち具合もかなり落ち着いてきました。
ラミ掛け部分の減損はまだ見られません。
どのメーカのラミフィルムも大体寿命は半年なのでまだまだ余裕です。
【ORAJET1902】
紙ベースのシール紙タイプの方です。
こちらもラミなし側の色落ちは8月6日更新時とさほど変わりません。
むしろラミ掛け側に大きな動きがありました。
やはり紙ベースということもあり全体に水分が入り込むためインクがにじんでいます。
かえってラミを掛けない方が良いくらいです。
紙ベースのORAJET1902については屋内用なので屋外での使用は控えるのが無難です。
次回の更新は2018年1月を予定しています。