Eカルテントはヒートガンやドライヤーなど(テント、ターポリンにはアイロン)を使用し、
加温施工することで様々なものに安定的に貼り付けることが可能です。
ここでは実際の施工例を元にご説明します。
【カス取りについて】
このシートは【エアレス加工】された特殊な糊を採用しています。
図のように糊面に縦横の溝が付いており貼り付けた際、空気が逃げるようになっております。
メリットとしては初心者にも簡単にきれいに貼ることが出来ます。
デメリットとしては
デザインが細かいとカス取りが大変面倒です。
特に1文字の大きさが3cm角以下の場合は濁点などが取りにくくなります。
溝が入っているため糊の面積がその分少なく歩留まりする力が弱いためです。
小物に名入れをする場合には当然デザインや1文字あたりの大きさも小さくなります。
このような場合は
一旦貼り付けてからカス取りする方法をとります。
文字を出力する場合周囲を四角く囲ってカットします。
四角の外周を取り除き転写シートを掛けます。
文字を抜く場合と文字だけにする場合にかかわらず、まず
一回軽く貼り付けます
ガッチリ貼ってはいけません。
転写シートを貼り付けたまま表面を軽く温めてなじませます。
ここでガッチリ貼ってしまうとカス取り時に下地をキズつけてしまいます。
軽くスキージで滑らせるくらいで充分です。
転写シートを剥がしてカス取りをします。
【凹凸面がある物へのについて】
クーラーBOXなど凹凸面がある物には加温施工とそれに合わせた貼り込み道具が必須になります
一般的にはフェルトスキージや硬質スポンジを用います
また凹凸が深い場合はリペットブラシを用いてステンシルの要領で凹凸をなじませる必要があります。
貼り付ける面に凹凸がある場合はフェルトスキージかプラスチックスキージにフェルトを貼り付けた物を使用します。
本来の使用目的であるテント地には定温設定にしたアイロンを用いて、施工部分にあて布を充てて加温します。
下記の様に文字に凹凸面が浮き出ていれば完着です。
なお
プラスチック製品なら何でもくっつくわけではありません。
実際には施工してみないとわかりません。
凹凸面がないツルツルした表面でもうまく付かない場合もあります。
他のシートと違うのはシート素材そのものに柔軟性があるため剥がれにくい性質になっています。