ステカSV-8でラバープリントシートをカットし、家庭用アイロンで転圧するまでの手順をご説明します。
準備するもの
・カッターとカッターマット、またはハサミ。
(切り抜いた文字やデザインをシートから切り離すのに必要です。)
・アイロン
(スチーム機能があるものはOFFにします。)
・アイロン台
・クッキングシート
(業務用のテフロンシートもありますが、100円ショップで売っているもので十分です。
クッキーを焼くときに天板に敷くシートです。
キッチンペーパーではありませんので間違えないようにしてください。)
ラバープリントシートは転写シート(アプリケーションテープ)不要です。
ラバープリントシートは色の種類によって温度設定が変わります。
アイロン転圧面を保護する薄いフィルムに左写真のように添付してあります。
シート納品時に確認するようにしてください。
またこの転圧条件はプレス機を用いた際のものです。
手作業で行う場合は状況に応じて時間を調整する必要があります。
保護フィルムは施工には使いませんので捨ててかまいません。
ただ転圧条件は覚えておいてください。
保護フィルムがついていた方を上にしてセットします。
光沢の白・黒・赤・青・黄は裏面が「白」です。
つや消し白・つや消し赤・つや消し黄などは裏面が「黒」です。
間違えないよう注意してください
刃量設定は100マイクロ厚=出し気味で設定します。
デザインを作成し終わったら反転します。
ステカの場合は「ミラー」を選択します。
他のプロッターでは「左右反転」などを選択します。
※図形の場合は
すべてのパーツを選択してグループ化してから反転します。
カットデーターの回りを四角く囲っておくと便利です。
データーができあがったらカットします。
ステカできれいかつ正確にカットするためすこし準備をします。
カット時のダイアログがでたら「プロパティ」をクリックします。
「動作設定タブ」を「クリックし設定>本体の設定をクリックし「1」にします。
カット速度を「
12〜15」まで落とします。
※ここで
細字刃を使用する場合はツールオフセットを
「0.25」から「0.175」に変更します。
右隣のオプションタブをクリックし
・カットの後で=「ページ送りしない」
補足:動作後にシートがカットスタート位置に戻ります。
切り残しがある場合はもう一度カットします。(2度掛け)
・カットの前に=「シートを往復させる」
補足:シートずれや蛇行が起きないか事前にチェックします。
に変更します。
四角く囲った端から不要部分をめくって取り除きます。
このとき濁点などに一緒に剥がさないよう注意します。
カス取り終了。
(布地接着面・裏面です)
いま初めて記載しますが、このラバープリントのシート色は「光沢イエロー」です。
カットしたデーターを耐熱PPフィルムごと切り抜きます
布地表面にゴミや毛が付着していないかチェックしてください。
アイロンは機種や使う方によって変わりますが、おおむね「中〜高」に設定してください。
しっかり両手で押しつけるように転圧します。
通常の衣類をアイロン掛けするように滑らせてはいけません。
温度が伝わらないばかりでなく、文字がずれてしまう可能性があります。
しっかり冷ましてから耐熱PPフィルムを取り除きます。
「手で触っても熱くない=冷めた」わけではありません。
冷めていないときに剥がすと文字がPPフィルムにくっついたまま衣類から剥がれてしまいます。
布への圧着が不十分な場合はもう一度加温転圧してください
2回目の転圧です。
クッキングシートを敷いて一回目と同じように転圧してください
左写真のように生地目が表面にでているのが目安です。
完成です。